間間事と書いて「ままごと」と読みます。
あわいもんの間(あわい)を探究する“たべる雑誌”「間間事」が始まります。
この雑誌は、本であり菓子でもあります。
もしかしたら、菓子でも本でもないかもしれない。けれどその間には確かに在る、そんなふんわりとした存在として形づくるものです。
本と菓子を融合させるこの実験的な出版プロジェクトは、出版レーベルのFRAGILE BOOKSとともに、毎号さまざまな 「間」 をめぐる事象から⼀つのテーマを選び、それについて掘り下げていきます。
創刊0号のテーマは「サナギ」です。
サナギは、昆虫たちが成虫になる前の食物をまったくとらない静止状態。周囲にまぎれて擬態して、殻のなかでは、身体を溶かしながら大工事が行われています。この状態を「わからないこと」と見立て、科学者や芸術家や生活者などさまざまな視点から「よくわからないこと」を特集します。
科学、芸術、生活等さまざまな視点で書かれた読みものと、まだだれも見たことのないあたらしい食べものが同時に生まれる「間間事」。
読むことと食べることをどちらも味わうことができるこの雑誌を、かつて、大人の真似事「ままごと」で遊んだ気持ちを取り戻すようにして、手にしていただければ幸いです。
まずは、9/13 正午12時より、本サイトの販売ページにて、お席の予約と合わせた先行販売を開始いたします。
先行販売では「間間事」の単体販売はありません。また、「間間事」は配送でのお届けとなります。
先行販売内容|
販売開始|2025年9月13日(土)12時〜
配送予定|2026年1月13日〜末の間
およそ雑誌とは似ても似つかない姿をしていますが、多声をあつめる雑誌的実験として、存在を探ります。
オリジナルに制作した、“本”の構造体の一つでもある組み仕切り。まるでカイコが眠っているようなその小部屋には30本の「読みもの」が入っています。執筆者は、世代も専門もさまざま。
30の事例が解くサナギ、すなわち「よくわからないもの」をたっぷりご堪能いただけます。
そして、「読みもの」の上には、サナギをテーマとした「食べもの」が鎮座します。
これもまた「よくわからないもの」の結晶としておたのしみいただけるでしょう。
書名 |たべる雑誌「間間事」0号
成分 |米、酒、カカオ豆、ライム、蜂蜜、綿、アドニスラフ、サンドベージュ、TD原紙
菓子賞味期限|お届けから1週間程度 ※予定
部数 |限定 五〇〇
言語 |日本語
刊行予定 |2026年1月
発⾏元 |FRAGILE BOOKS
発売元 |あわいもん
菓⼦ |⼟⾕未央
本 |櫛⽥ 理
意匠 |小島沙織 島田耕希