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2022/05/22 00:08



一年に一度だけ開店するお店のような場所へ、ご来店ありがとうございました。

4月23日から5月15日までのお休みを除く、13日という開店期間で、1000人余りの方にご来店いただき、想像を超える来店者数に毎日忙しく切り盛りできたことに感謝いたします。

自身がcinecaとして活動してきた10年の歳月の中で、作り手として思う、お店の在り方が「こうだったらいいな」の形を体現したいというのも一つのきっかけだった「あわいもん」。

明確な用途があるものを敢えて並べないお店として。
そして、飲食店でもギャラリーでもお店でも、そのどれでもないけれど居心地のいい場所として。

たとえば、作品を買うことができなくても、空間に飾られるものを眺めながらささやかなお茶や菓子を楽しむことができたり、作品を買うかどうか悩む時間をお店の中で持てたり。
同じ空間でも立ってみるのと座ってみるのでは違うみえ方があると体感したり。

作品をたのしむ、飲食をする、のどちらかに縛られずに、主役のない空間だからこそゆっくり佇むことができる、家のような居心地。
そんなことを目指しつくった場所です。

訪れた人の多くが、あわいもんでゆったりと滞在してくださり、この場所をつくってよかったと思いながら、毎日お店に立ち、お菓子や飲み物をつくっていました。

一年の歳月をかけて、総勢15名の作り手たちと、店主一人、夢中で準備をしてきました。
まずは、始められて、終えられたことに、ここに関わったすべての作り手、助けてくれた友人、訪れた方々に、ありがとうございました。

来年もまた同じ季節、五月頃の、春と夏の間くらいの季節に、同じ場所に開店します。
これから一年の歳月をかけて、提供、販売するお菓子の開発をしたり、空間をどう作るか考えたり、作家たちとの対話を重ねたりしながら準備をしていきます。
その間、たまにオンラインのお店も開店できたら良いなと考えておりますので、
instagramの方でお知らせを見ていただければ嬉しいです。

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あわいもん 二〇二二 に関わった人たち

菓子と飲み物とキュレーションと店主|土谷未央

意匠周辺|古谷萌
什器設計|能作淳平
家具|es quart

置物|打田翠
紙造形|宮下香代
置物|西本良太
編組品|渡部萌

菓子器、杯|打田翠(五月の風のゼリー)
匙|鎌田菜穂(五月の風のゼリー)
菓子器|広瀬陽(故国)
茶杯|山本拓也(黒文字茶)

菓子周辺|
飯田屋製菓(くるみまくら)
紀州原農園(柑橘)
カワグチタクヤ(さんどの絵)
Bar Meijiu(仏華)

店内ご案内係|
桜井彩子
能作香奈
能作淳平
古谷萌
玉澤幸子
安居未緒
土谷未央